リフラッギング防止協定(読み)りふらっぎんぐぼうしきょうてい

ASCII.jpデジタル用語辞典 「リフラッギング防止協定」の解説

リフラッギング防止協定

リフラッギングの増加を防ぐためにFAO(国連食糧農業機関)で採択された協定。リフラッギングとは、国際的な規制や国による管理規制から逃れるために、資源管理や雇用管理などの規制が少ない国に船籍を移す行為である。リフラッギングを行なっている「便宜置籍船」はIUU(不法、無規制、無報告)を招いていると問題視されており、国際的なリフラッギング防止協定が1993年から採択された。「便宜置籍船」は特に、日本の中古船を利用した台湾国籍の船が多いといわれ、ICCAT(大西洋マグロ類保存国際委員会)やCCSBT(南マグロ保存委員会)も独自に規制を行なうようになっている。

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