日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ルソー(Jean-Baptiste Rousseau)るそーJean-Baptiste Rousseau(1671―1741) フランスの詩人。パリ生まれ。18世紀において第一級の詩人として知られる。風刺詩のため1707年追放され、亡命生活を送り、敵であったボルテールからも同情され、貧困のうちにブリュッセルで死ぬ。作品は、伝統的な詩型式のうちに神話への暗示を多く含み、それが同時代の人々の高く評価するところであったが、のちには、逆に、あまりにも形式的すぎると考えられるようになった。[原 好男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例