好男(読み)いいおとこ

精選版 日本国語大辞典 「好男」の意味・読み・例文・類語

いい【好】 男(おとこ)

  1. 容貌、または気性などのよい男。好男子
    1. [初出の実例]「かすがの里のかりうどはいいおとこ」(出典:雑俳・柳多留‐一五(1780))
  2. 世間、特にやくざなどの社会で顔の売れた男。
  3. ( 豊かないいからだをしているところから ) 相撲取り
    1. [初出の実例]「壱年を廿日でくらすいい男」(出典:雑俳・柳多留‐四四(1808))

こう‐だんカウ‥【好男】

  1. 〘 名詞 〙
  2. りっぱな男。男らしい男。好漢。好男子。
  3. 容姿のすぐれた男。かおかたちのよい男。美男美男子色男
    1. [初出の実例]「廿(はたち)をわづかに二つ三つ越路に降れるしら雪と見まがふばかりの好男(コウダン)(〈注〉ヨキヲトコ)美貌」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉三)

いい‐おとこ‥をとこ【好男】

  1. いい(好)男

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android