コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

暗示 あんじ suggestion

翻訳|suggestion

6件 の用語解説(暗示の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

暗示
あんじ
suggestion

心理学用語。ある刺激や作用に対し,それらを無批判に受入れてしまう心的過程をいう。通常は言語による暗示が行われるが,他の諸感官による暗示も多い。草木のバラにアレルギー的な人間が,図版のバラに対しても喘息を起すように,暗示は交代可能な,記号的なものである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

あん‐じ【暗示】

[名](スル)
物事を明確には示さず、手がかりを与えてそれとなく知らせること。また、そのような手がかり。サジェスチョン。「暗示を与える」「将来を暗示する事件」
人の感情や考えが、言葉や絵などの間接的な手段によって無意識のうちに強制によらずにある方向に変化する現象。「暗示にかかる」

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

暗示【あんじ】

英語ではsuggestion。強制力を用いずに他者の意志を統制したり,特定の認識,意見,信念,価値観などを無批判に受容させること。また,その状態,その結果生起する内的過程,そのために用いられる刺激などをいう。
→関連項目暗示療法

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

あんじ【暗示 suggestion】

一般には他者によって与えられた言葉やジェスチャーシンボルなどを,論理的根拠なしに無批判に受け入れることにより自らの考え,意見,態度,行動に変化が生じることをいう。多くの場合,暗示を受けた者はそのような変化を,他者によってもたらされたとか強制されたとかは思わず,なんとなく自然にそうなったと思う。そこには被暗示者の思慮分別や主体的,能動的な意志や意図が伴うわけではなく,したがって命令や模倣とは異なるものである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

あんじ【暗示】

( 名 ) スル
直接的にはっきりと示すのではなく、それとなく分かるように示すこと。また、その行為や物。 ↔ 明示 「拒絶の意を-するしぐさ」
相手が信じ込むように、それとなくしむけること。 「 -を与える」 「 -にかかる」 「自己-」
〘心〙 〔明治期には「あんし」〕 知覚・観念・意図・行動などが、言葉その他のシンボルによって、理性に訴えることなく、伝達・受容される現象。また、そのための刺激となるもの。 〔哲学字彙〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

暗示
あんじ

ある人(暗示者)によって伝えられる感じや考え、信念あるいは指示などが、相手(被暗示者)によって、はっきりした論理的ないし客観的な根拠もなしに、無批判、無反省に受け入れられ、暗示者の伝えるとおりに感じたり、考えたり、信じたり、行動したりすること。自分自身が自分に暗示をかける場合があるが、これを自己暗示という。
 暗示は、暗示者が被暗示者に対して、なにかの意味で大きな権威や威光をもっているときにおこりやすい。このような効果を計画的に利用する暗示を威光暗示という。その道の専門家、集団の指導者、多数者の一致した言動などは威光をもちやすい。また、危機的な場面や状況、群集の中に巻き込まれたような場合などは、暗示にかかりやすい。暗示に対するかかりやすさ(被暗示性)は、男性より女性、大人より子供、知能の高い者より低い者のほうが大きいとみられることもあるが、いろいろな条件によって左右されるから一概にはいえない。ある種のアルコール中毒、神経症傾向、統合失調症(精神分裂病)などでは、被暗示性の増大がみられる。また、他人の暗示に抵抗して、反対の反応をする対抗被暗示性を示す者もいる。[辻 正三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

暗示の関連キーワード資人古語准母所与ゾンビ面扶持恵み武者言葉ペナルティースロー

今日のキーワード

太陽系外惑星

太陽以外の恒星を回る惑星。その存在を確認する方法として、(1)惑星の重力が引き起こす恒星のわずかなふらつき運動を、ドップラー効果を用いて精密なスペクトル観測により検出する、(2)惑星が恒星の前面を通過...

続きを読む

コトバンク for iPhone

暗示の関連情報