レーナルト効果(英語表記)Lenard's effect

法則の辞典 「レーナルト効果」の解説

レーナルト効果【Lenard's effect】

(1) 水滴落下電気現象降雨瀑流に際して水滴が正に,周囲空気が負に帯電する現象.これは早くも1786年にトロールス(Trolls)によって研究されたが,後にレーナルトが詳細な研究を行ったためにこの名で呼ばれている.液体表面に電気的二重層が形成したのち,気流によって最外層が剥ぎ取られるためと考えられている.

(2) 空気やそのほか気体紫外線の照射によって電離する現象.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android