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ロアジー Alfred Firmin Loisy

世界大百科事典 第2版の解説

ロアジー【Alfred Firmin Loisy】

1857‐1940
フランスの聖書学者,宗教学者。カトリック司祭になり,パリ・カトリック大学で研究しヘブライ語教授,後に聖書学教授に任命された。《福音と教会》(1902)に見られるように,聖書の霊感,無謬性,キリスト教の起源(彼はハルナックの考え方に対して,キリスト教が創立者イエス・キリストが予見しなかった方向に歴史的に展開したとした)に関する学説は物議を巻き起こし,その5冊の本は禁書目録にのせられ,1908年公式に破門され,彼は司祭職を捨てた。

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世界大百科事典内のロアジーの言及

【モダニズム】より

…カトリックでは1870年以後,第1バチカン公会議にそっての教皇権の強化(〈教皇無謬説〉)と客観主義を重視する新トマス主義に対立して,時代の学問と文化に目をひらくべきことを主張する人びとが現れた。〈モダニズムの父〉と呼ばれるA.F.ロアジーは信仰と理性の関係を問い直し,プロテスタント神学の歴史的・批評学的方法を取り入れた聖書研究を行った。しかしA.vonハルナックが教義史は宗教改革でもって終わると主張したことに対しては,カトリック教会と教義の発展を掲げて対抗した。…

※「ロアジー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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