物議(読み)ブツギ

精選版 日本国語大辞典 「物議」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐ぎ【物議】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 世間の議論、道理。世間の取沙汰。世人の批評。うわさ。
    1. [初出の実例]「守無益之地、損有用之物、求之政典、深迂物議」(出典:本朝文粋(1060頃)四・停多褹島隷大隅国奏〈都良香〉)
    2. 「他宗を禁ぜしと雖ども、物議沸起し」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前)
    3. [その他の文献]〔南史‐謝幾卿伝〕
  3. 転じて、異論紛争。もめごと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「物議」の読み・字形・画数・意味

【物議】ぶつぎ

世論。〔南斉書、王倹伝〕少(わか)くして宰相の志り。物議咸(ことごと)く相ひ推許す。

字通「物」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む