ロライマ

百科事典マイペディア 「ロライマ」の意味・わかりやすい解説

ロライマ[山]【ロライマ】

南米北部,ベネズエラ,ガイアナ,ブラジル国境の山。ギアナ高地,パカライマ山脈最高峰で,標高2810m,テーブル状の山容オリノコ川の支流カロニ川が発する。1884年初登頂。乾季には登山者が多い。
→関連項目ギアナ高地パカライマ[山脈]

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世界大百科事典(旧版)内のロライマの言及

【アマゾニア】より

…このような平たんな台地に比べ,右岸から流入する支流の源流地方であるマト・グロッソ州では波状の高原や卓状地が広がっているし,北のギアナ地方には急峻な地形が広がり,そこからの支流には多くの滝がみられる。ギアナ地方の山地には,標高3014mでブラジルで最高峰のネブリーナ山や標高2800mのロライマ山などの高い山がある。他方,河谷上流部のペルーやボリビア東部では,アンデス山脈からの新しい氷河堆積物が古い地表をおおって分布している(図1)。…

【アマゾナス[州]】より

…1757年その西半分が分離し,サン・ジョゼ・ダ・バラ・ド・リオ・ネグロSão José da Barra do Rio Negroとなり,その後リオ・ネグロとなり,共和制実施(1889)後アマゾナス州となる。国境と接する所が多く,1943年国防上の理由からリオ・ブランコ(現在のロライマRoraima),グアポレ(現在のロンドニアRondônia)が準州に編入されたが,いまでも,ベネズエラ,コロンビア,ペルーと国境を接し,これらの国には,同名の行政区がある。ベネズエラ国境付近ではギアナ高地に接し,ブラジルの最高点ネブリーナ山(3014m)があるが,大部分はいわゆる上アマゾニア,またはアマゾン盆地をその領域とし,アマゾン川本流,その支流ネグロ川,マデイラ川等の大河が流下する熱帯雨林で,州都マナウスで年平均気温26.7℃,最高気温は32℃くらい,年降水量は2243mm,7~9月に短い乾季がある。…

※「ロライマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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