20世紀西洋人名事典 「ヴィルヘルムレーマン」の解説
ヴィルヘルム レーマン
Wilhelm Lehmann
1882 - 1966.(1968.説もあり)
ドイツの詩人。
ベネズエラ生まれ。
大学卒業後教師となり、北ドイツ各地で教鞭を執り、エッケンフェルデ高等中学校正員教授を務め1947年退職。そのかたわら詩作をする。代表詩集「沈黙のこたえ」(’34年)をはじめ、「緑の神」(’42年)、「恍惚たる塵」(’46年)、「まだ充分ではない」(’50年)、「生きのびる昼」(’54年)などがあり、また教師生活の体験をもとにした「さなぎ」(’18年)、「酒の神」(’21年)などの小説もある。現代抒情詩詩人の代表的存在といえる。クライスト賞(’23年)、レッシング賞(’53年)、大功労十字勲章(’57年)を受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報