沈黙(読み)ちんもく

精選版 日本国語大辞典「沈黙」の解説

ちん‐もく【沈黙】

〘名〙
① 落ち着いていて口数が少ないこと。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔晉書‐嵆康伝〕
② (━する) 口をきかないこと。だまりこむこと。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三「思はず顔を見合わせて沈する」
③ (━する) 音を出さないこと。物音もなくしんとしていること。静かなこと。また、その状態。静寂。
※将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉九「彼のウエストミニスタルの幽鬱なる積土の中に沈黙したる一個の死人は」

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デジタル大辞泉プラス「沈黙」の解説

沈黙

1971年公開の日本映画。監督・脚本篠田正浩原作・脚本:遠藤周作、撮影:宮川一夫、音楽:武満徹録音西崎英雄。出演:ディビッド・ランプソン、マコ岩松ダン・ケニイ、加藤嘉、松橋登、滝田裕介、丹波哲郎ほか。第26回毎日映画コンクール日本映画大賞、監督賞、音楽賞、録音賞受賞。

沈黙

米国の作家ロバート・B・パーカーのハードボイルド小説(1999)。原題《Hush Money》。「スペンサー」シリーズ。

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デジタル大辞泉「沈黙」の解説

ちん‐もく【沈黙】

[名](スル)
だまりこむこと。口をきかないこと。「沈黙を守る」「沈黙を破る」「沈黙して語らない」
音を出さないこと。物音もなく静かなこと。「深い夜の沈黙
活動をせずにじっとしていること。「長い沈黙を破って新作を発表する」
[補説]書名別項。→沈黙
[類語]黙る黙りこくる押し黙る黙する黙り込む口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さない無言黙黙だんまり箝口かんこう緘黙かんもく無口寡黙寡言黙秘うんともすんともむっつりノーコメント

ちんもく【沈黙】[書名]

遠藤周作歴史小説。江戸時代初期、キリシタン弾圧の中で棄教したポルトガル人司祭を主人公にした作品。昭和41年(1966)発表。同年、第2回谷崎潤一郎賞受賞。昭和46年(1971)、篠田正浩監督により映画化。

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