山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴォルガ川」の解説
ヴォルガ川(ヴォルガがわ)
Volga
ヨーロッパ・ロシア中部の大河。ヴァルダイ高地から発し,カスピ海に注いでいる。古代にはラー,中世にはイティリと呼ばれ,アジア人の川であった。キプチャク・ハン国の首都サライもこの川のほとりにあった。16世紀にモスクワ大公国に併合され,ロシア人の川となった。現在ロシア経済の動脈の一つ。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報