(読み)かかう

精選版 日本国語大辞典 「㡜」の意味・読み・例文・類語

かかうかかふ【&JISF0F7;】

  1. 〘 名詞 〙 ぼろぬの。特に、絹布の破れてぼろぼろになったもの。絹布のぼろ。かかわ。やぶれかかう。
    1. [初出の実例]「綿も無き 布肩衣(ぬのかたぎぬ)海松(みる)のごと わわけさがれる 可可布(カカフ)のみ 肩にうち懸け」(出典万葉集(8C後)五・八九二)

かかわかかは【&JISF0F7;】

  1. 〘 名詞 〙 絹の布の破れて不用になったもの。絹のぼろきれ。かかう。
    1. [初出の実例]「顕昭云〈略〉かかはとは、絹布のやれて何にもすべくもなきを云也」(出典:袖中抄(1185‐87頃)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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