一一文文是真仏(読み)いちいちもんもんぜしんぶつ

精選版 日本国語大辞典 「一一文文是真仏」の意味・読み・例文・類語

いちいち【一一】 文文是真仏(もんもんぜしんぶつ)

  1. 中国並州の名書家李遺龍が、並州の司馬のたっての願いにより、父、烏龍の遺戒にそむいて法華経の題目六四字を書き、夢に、その一字一字が仏身に化して地獄に堕ちていた父の苦しみを救うのを見たという故事
    1. [初出の実例]「げにや一々文々是真仏(ゼシンブツ)と聞(きく)時は、一字の文字も仏の尊容成ものを」(出典浄瑠璃・賀古教信七墓廻(1714頃)五)

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