一之久田村(読み)いちのくたむら

日本歴史地名大系 「一之久田村」の解説

一之久田村
いちのくたむら

[現在地名]小牧市市之久田いちのくた

小牧村の西にあたる。一之久田・郷中ごうなか常普請じようぶし御屋敷おやしき池新田いけしんでんの五郷からなる。南北に細長く、南端大山おおやま川の氾濫原湿地であった。織田信雄分限帳に「千貫文 一のくた うし山」とある。

「寛文覚書」には郷中嶋・定普請・小屋敷の名がみえる。「徇行記」には、一之久田・同所新田・一之久田入鹿新田の名が出ており、田は五八町四反一畝余、畑は三四町四反八畝余、概高一千七〇一石余のうち、一千六七二石余が藩士二五人の給知。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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