一切経山(読み)いっさいきょうざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一切経山」の意味・わかりやすい解説

一切経山
いっさいきょうざん

福島県北部,吾妻連峰東部の火山標高 1949m。吾妻山のうちただ一つ噴煙を上げている火山。そのため植生に乏しく,特に爆裂火口底の旧噴気口や硫黄山付近の噴気口周辺は広い裸地をなす。磐梯朝日国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「一切経山」の意味・わかりやすい解説

一切経山
いっさいきょうやま

福島・山形県境にある吾妻山(あづまやま)と総称される火山群一峰

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の一切経山の言及

【吾妻山】より

…福島市の西方に位置し,福島,山形の県境をなす火山群の総称で,東西二つの火山群からなる。西から西大巓(にしだいてん)(1982m),西吾妻山(2035m),東大巓(1928m),昭元山,一切経山(1949m)の順にほぼ東西に配列し,一切経山の南側には吾妻小富士(1705m),高山,東吾妻山(1975m)が半円形状に並んでいる。また東大巓の南方,東吾妻山の西側には中吾妻山(1931m)が位置し,吾妻火山群全体としては東西に長軸をもつ楕円形を呈している。…

※「一切経山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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