一句立(読み)いっくだて

精選版 日本国語大辞典 「一句立」の意味・読み・例文・類語

いっく‐だて【一句立】

〘名〙 連俳で用いる語。
① 付合(つけあい)で、その付句一句だけで独立して味わいうることを主とし、前句との関連に重きをおかないもの。連歌時代からあるが、特に江戸座伊勢派の俳人たちに喜ばれた。
冠付(かむりづけ)一種。四音の名詞を出題し、次の助詞の一字は作者に任せて、以下の七五を受けさせるもの。伊勢で行なわれた。〔俳諧・続三疋猿(1748)〕

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