一塊(読み)ヒトカタマリ

デジタル大辞泉 「一塊」の意味・読み・例文・類語

ひと‐かたまり【一塊】

1個のかたまり。また、寄り集まって一つにまとまっている状態や、そういうもの。「一塊になって走る」

いっ‐かい〔‐クワイ〕【一塊】

一つのかたまり。ひとかたまり。「一塊の土」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一塊」の意味・読み・例文・類語

いっ‐かい‥クヮイ【一塊】

  1. 〘 名詞 〙 かたまって一つにまとまっているもの。ひとかたまり。ひとくれ。
    1. [初出の実例]「多の虱を取れけるに、中に結て一塊(イックイ)(〈注〉ヒトカタマリ)と成て離ざるあり」(出典:通俗酔菩提全伝(1759)三)
    2. 「雨後らしく思ひ出は一塊(イックヮイ)となって」(出典:在りし日の歌(1938)〈中原中也〉幼獣の歌)

ひと‐かたまり【一塊】

  1. 〘 名詞 〙 一個のかたまり。かたまって一つにまとまっているもの。また、そのまとまり。集団。いっかい。ひとくれ。
    1. [初出の実例]「此方奉行衆一かたまり、かさの奉行衆一かたまり」(出典:毛利家文書‐(年月日未詳)(室町後)毛利隆元覚書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android