化学辞典 第2版 「一変系」の解説
一変系
イッペンケイ
monovariant system
相平衡において自由度の数が1であるような系.相律により成分の数が1で相の数が2のとき,および成分の数が2で相の数が3のときは一変系である.水と水蒸気よりなる系は前者の例であり,CuSO4・5H2O結晶を含む硫酸銅の飽和水溶液と水蒸気よりなる系は後者の例である.いずれの場合も温度は自由に変えられるが,これを固定すれば水蒸気圧も決まる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報