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一夫一婦制 いっぷいっぷせい

百科事典マイペディアの解説

一夫一婦制【いっぷいっぷせい】

単婚とも。一対の男女の排他的・継続的な婚姻制度。モノガミーmonogmyという。その歴史はきわめて古く,最も普遍的な婚姻形態である。この制度は,西欧社会においてはキリスト教原理と結びついて,より強固なものに発展し,日本では明治中期に至って法制的に確立した。
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世界大百科事典内の一夫一婦制の言及

【婚姻】より

… 19世紀の人類学者たちは,人類進化史の初期には,親子間やキョウダイ間においても性交の許される乱婚や,1群の兄弟と1群の姉妹が交合しあう集団婚が存在したと考えた。しかし,現存の未開社会でこれらが制度として行われている例は見いだされず,とくに技術的に原始的とされる採集狩猟民の間ではむしろ一夫一婦制をとるものが多く,婚姻外の性的関係への規制が強く見られる。したがってこれらの概念は,当時の西欧における一夫一婦制を,人類がたどりついた理想的な婚姻形態とし,その対極形態が野蛮・未開時代に存在したという前提に立って,不十分な当時の民族誌的資料をもとにつくり出された想像上の産物であったと考えられる。…

【離婚】より

…しいて全体の底を共通して流れる水をすくうとすれば,〈伝統的婚姻観の動揺ないし消滅〉ということに尽きる。中世以来,キリスト教が君臨した欧米諸地域で高揚された大原則,一夫一婦制の厳守,婚姻外性関係の禁止,罪悪である離婚の絶対禁止が,各国で音を立てて崩れてきたのである。 このような情勢の変化から離婚率は徐々に上昇してきたにもかかわらず,第2次大戦終了後もしばらく各国の離婚法は不変であった。…

※「一夫一婦制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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