一寸切らるるも二寸切らるるも同じ事(読み)いっすんきらるるもにすんきらるるもおなじこと

精選版 日本国語大辞典 の解説

いっすん【一寸】 切(き)らるるも二寸(にすん)(き)らるるも同(おな)じ事(こと)

  1. 結果少しばかり違いがあっても、事の本質には変わりがないこと。五十歩百歩
    1. [初出の実例]「一寸(スン)(キラ)るるも二寸(スン)きらるるも同じ事。〈略〉百人が九十九人迄は極(きはま)って悪き方に力瘤の出るもの」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 スン 実例 一寸

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android