一寸戸(読み)いっすんど

精選版 日本国語大辞典 「一寸戸」の意味・読み・例文・類語

いっすん‐ど【一寸戸】

〘名〙
① 戸や障子をぴったり閉めないで、少し明けたまま立ち去ること。
※雑俳・柳多留‐一五三(1838‐40)「山出しの呵(しか)られ始め一寸戸」
② (「下衆(げす)の一寸、鈍夫(のろま)三寸、馬鹿の明け放し」のことわざから) 下男下女の類。下衆(げす)
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻二〇「おくさまの元をたつねりゃ一寸戸」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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