一巻の終わり(読み)イッカンノオワリ

デジタル大辞泉 「一巻の終わり」の意味・読み・例文・類語

一巻いっかんわり

《1巻からなる物語が終わる意から》物事結末がついてしまうこと。特に、死ぬこと。また、すでに手遅れであること。「この高さで足を滑らせたら一巻の終わりだ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一巻の終わり」の意味・読み・例文・類語

いっかん【一巻】 の=終(お)わり[=おしまい]

活動写真弁士台詞上映の終わりに言うことば。
② 転じて、物事の結末がすべてついてしまうことのたとえ。また、先の望みがまるでないことのたとえ。
※望郷歌(1937)〈北条民雄〉「人生一巻のお終ひさ」

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