一幕見(読み)ヒトマクミ

デジタル大辞泉 「一幕見」の意味・読み・例文・類語

ひとまく‐み【一幕見】

劇場で、数幕上演しているうち一幕だけを見ること。かつては多く土足のまま立って観劇した。幕見立見たちみ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一幕見」の意味・読み・例文・類語

ひとまく‐み【一幕見】

  1. 〘 名詞 〙 演劇の一幕だけを見ること。歌舞伎では、その席は立見席から椅子席に改造された。まくみ。
    1. [初出の実例]「どうせ呼び物の幕だから、〈略〉高く取るのは一と幕見は、向ふの附目で仕方がねえ」(出典:歌舞伎・月梅薫朧夜(花井お梅)(1888)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android