一幕見(読み)ひとまくみ

精選版 日本国語大辞典 「一幕見」の意味・読み・例文・類語

ひとまく‐み【一幕見】

〘名〙 演劇一幕だけを見ること。歌舞伎では、その席は立見席から椅子席に改造された。まくみ。
※歌舞伎・月梅薫朧夜(花井お梅)(1888)二幕「どうせ呼び物の幕だから、〈略〉高く取るのは一と幕見は、向ふの附目で仕方がねえ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一幕見」の意味・読み・例文・類語

ひとまく‐み【一幕見】

劇場で、数幕上演しているうちの一幕だけを見ること。かつては多く土足のまま立って観劇した。幕見。立見たちみ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android