一念五百生(読み)イチネンゴヒャクショウ

デジタル大辞泉 「一念五百生」の意味・読み・例文・類語

いちねん‐ごひゃくしょう〔‐ゴヒヤクシヤウ〕【一念五百生】

仏語。ただ一度妄想を心に抱いただけで、五百回も生死を重ねる輪廻りんねの報いを受けること。

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精選版 日本国語大辞典 「一念五百生」の意味・読み・例文・類語

いちねん‐ごひゃくしょう‥ゴヒャクシャウ【一念五百生】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。わずか一度、心に妄想を抱いただけで、その人は五百回もの回数にわたって輪廻(りんね)し、その報いを受けるということ。
    1. [初出の実例]「一ねん五百しゃうとて、もろもろの仏のいましめそしり給へる女に契りを結び侍るなり」(出典:仮名草子・女郎花物語(1592‐1615頃)序)

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