精選版 日本国語大辞典 「一念多念証文」の意味・読み・例文・類語 いちねんたねんしょうもん【一念多念証文】 一巻。親鸞作。隆寛の述作した「一念多念分別事」にある文章に解釈をほどこした書。「一多証文」「一念多念文意」ともいう。康元二年(一二五七)成立。当時盛んに議論された一念往生と多念往生の争いに対し、そのいずれにも偏することをいましめたもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例