デジタル大辞泉 「一念往生」の意味・読み・例文・類語 いちねん‐おうじょう〔‐ワウジヤウ〕【一念往生】 1 臨終のときに一度だけ阿弥陀仏を念ずれば、極楽に往生するということ。2 浄土真宗で、阿弥陀仏の名号を唱えていれば極楽に往生できるということ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「一念往生」の意味・読み・例文・類語 いちねん‐おうじょう‥ワウジャウ【一念往生】 〘 名詞 〙 仏語。① 信心の決定によって極楽浄土に往生できるということ。[初出の実例]「一念往生、便同二彌勒一」(出典:教行信証(1224)三)② 仏の智慧である一念が行者の信心と一つになることによって往生が可能になると説いた法然の弟子幸西の説。一念義。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の一念往生の言及 【一念義・多念義】より …一念義は法然の在世中から京都・北陸方面で信奉され,一念の信心決定(けつじよう)に重きを置き,多念の念仏行を軽視し,やがて否定した。一念往生を主張するあまり,破戒造悪をいとわない反社会的行為にはしるものも出て,専修念仏弾圧の一因となった。法然の教説には,一見すると一念義的な言葉を用いたものもあるが,多念の相続に重点を置いていた。… ※「一念往生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by