一成分系(読み)イチセイブンケイ

化学辞典 第2版 「一成分系」の解説

一成分系
イチセイブンケイ
one-component system

相平衡において成分一つだけの系.たとえば,水とこれと平衡にある水蒸気は2相からなる一成分系である.このときは相律により自由度の数は1となり,温度を固定すれば水蒸気圧一定となる.氷-水-水蒸気の3相からなる一成分系では自由度の数は0となり,温度,圧力ともに固定される.[別用語参照]水の三重点

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 三重点

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む