一旦那(読み)いちだんな

精選版 日本国語大辞典 「一旦那」の意味・読み・例文・類語

いち‐だんな【一旦那】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 檀家(だんか)の中で最も多く財物を喜捨する者。信徒の中で最もたいせつな檀家。第一の旦那
    1. [初出の実例]「帳とぢ立て書初の筆 奉加する花心もや一檀那」(出典:俳諧・誹諧独吟集(1666)下)
  3. 第一の得意先。一番だいじな客。いちとくい。
    1. [初出の実例]「あの客は私方の一旦那、大印子(いんつう)(あり)にて」(出典浮世草子好色万金丹(1694)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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