書初(読み)かきぞめ

精選版 日本国語大辞典 「書初」の意味・読み・例文・類語

かき‐ぞめ【書初】

  1. 〘 名詞 〙 新年に初めて毛筆で文字を書く正月行事。昔から、一月二日(江戸時代、寺子屋などでは五日)に恵方(えほう)に向かってめでたい意味の詩歌成句などを書いた。ふではじめ。吉書初(きっしょはじ)め。試筆。かきはじめ。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「声明始〈略〉書初等如年々」(出典満済准后日記‐応永一八年(1411)正月一日)
    2. 「書初(ソメ)今日公武両家及地下良賤各々試筆。是謂書初」(出典:日次紀事(1685)正月二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android