一本使(読み)いっぽんづかい

精選版 日本国語大辞典 「一本使」の意味・読み・例文・類語

いっぽん‐づかい ‥づかひ【一本使】

〘名〙
① (一本書状で、走り使いする飛脚の意) 幕末に各立場(たてば)にあった、普通の飛脚のこと。
※歌舞伎・月欠皿恋路宵闇(1865)序幕「一本使(いっポンヅカ)ひの立飛脚」
一人前として通用する十分な技量があること。
※雑俳・柳多留‐九(1774)「後家へ出すかげま壱本づかい也」

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