ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一来果」の意味・わかりやすい解説 一来果いちらいかsakṛdāgāmin 斯陀含 (しだごん) と音写。部派仏教でいう修行段階の一つ。欲の支配する世界 (欲界) に修行によって滅ぼされる9種の煩悩があるが,そのうち6種を滅ぼし終った者の得る段階。この階位の者は,一度天界に生れ,再び人間界に戻ってきて悟りが得られるので一来という。部派仏教で説く四果 (→四向四果 ) の一つ。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by