出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
仏教の修行道の階位を表す用語。聖者の段階に入った者を(1)預流(よる)(須陀洹(しゅだおん)。聖道の流れに入った者で、天界と人間界とを七度往来する間に修行が進み悟りを得る者)、(2)一来(いちらい)(斯陀含(しだごん)。天界と人間界とを一度だけ往復して悟りを得る者)、(3)不還(ふげん)(阿那含(あなごん)。ふたたびこの世に還(かえ)らないで天界で悟りを得る者)、(4)阿羅漢(あらかん)(この世で煩悩(ぼんのう)を滅尽し悟りを得る者)に分け、それぞれに向(こう)(向かって進む位)と果(か)(到達した境地)をたてるので、合して四向四果という。なお、向と果の対(つい)を四つあわせて8種の聖者となるので、四雙八輩(しそうはっぱい)ともいう。
[藤田宏達]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...