一生不通養子(読み)いっしょうふつうようし

精選版 日本国語大辞典 「一生不通養子」の意味・読み・例文・類語

いっしょうふつう‐ようしイッシャウヤウシ【一生不通養子】

  1. 〘 名詞 〙 近世養子契約の一種。養子と実親との関係を絶ち、養親と養子との関係を実親子同然とするもの。また、その養子。養子に養親を実親のごとく思い込ませ、両者の幸福を求めるためのほか子女の身売り奉公などに際して、実親に親としての権利を放棄させるためにも行なわれた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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