一番町・二番町・三番町・五軒町・枕町(読み)いちばんちよう・にばんちよう・さんばんちよう・ごけんちよう・まくらまち

日本歴史地名大系 の解説

一番町・二番町・三番町・五軒町・枕町
いちばんちよう・にばんちよう・さんばんちよう・ごけんちよう・まくらまち

[現在地名]津市丸之内まるのうち南丸之内みなみまるのうち西丸之内にしまるのうち

ほぼ東西に通る南堀端みなみほりばたより南に並行して入る一番町・二番町・三番町・四番町(のちの五軒町)や枕町があり、これらはすべて中島なかじまを冠称して、中島一番町・中島枕町などとも称した。藤堂高虎の大修築以前は安濃あのう川分流と岩田いわた川とに挟まれた地で、古くから中島とよばれた。中島を冠するこれらの町には、一〇〇石より五〇〇石ほどの中士が軒を並べていた。

五軒町は江戸中期まで四番町を称したが、四の数を忌んだのか改称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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