一簣の功(読み)イッキノコウ

デジタル大辞泉 「一簣の功」の意味・読み・例文・類語

一簣いっきこう

《「書経旅獒りょごうから》完成直前のひと骨折り。最後努力事業を完成させるために積み重ねる一つ一つの努力の大切さをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「一簣の功」の意味・読み・例文・類語

いっき【一簣】 の 功(こう)

  1. ( 「書経‐旅獒」の「為山九仭功虧一簣」から ) 最後のひと骨折り。完成直前の努力。
  2. 土などを一もっこ運ぶ骨折り。事業を完成させるために積み重ねる一つ一つの努力。
    1. [初出の実例]「だんだんつもる一簣(キ)の功(コウ)、終に九仭(きうじん)の山となれり」(出典洒落本大抵御覧(1779))

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