大抵御覧(読み)タイテイゴラン

デジタル大辞泉 「大抵御覧」の意味・読み・例文・類語

たいていごらん【大抵御覧】

江戸後期の洒落本。1冊。朱楽菅江あけらかんこう作。安永8年(1779)刊。当時の江戸の新名所三景を背景にその賑わいを描く。書名は、中国宋代の類書太平御覧たいへいぎょらん」のもじり。

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精選版 日本国語大辞典 「大抵御覧」の意味・読み・例文・類語

たいていごらん【大抵御覧】

  1. 洒落本。一巻一冊。朱楽(あけら)菅江作。安永八年(一七七九)刊。題名は中国の類書「太平御覧(たいへいぎょらん)」のもじり。待乳山麓の三橋亭、中洲遊里の賑い、高田富士創成主題に書かれた狂文的な三章よりなるが、中洲の賑いの描写に洒落本的色彩を示している。

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