デジタル大辞泉
「一簣」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
いっ‐き【一簣】
〘名〙 (「簣」は土を運ぶ
かごの類) 一荷のもっこ。また、そのもっこに盛った土。わずかな量にたとえる。「九仭
(きゅうじん)の功を一簣に欠く」
※
本朝文粋(1060頃)一三・為奝然上人入唐時為母修善願文〈
慶滋保胤〉「古人云、縦有
下為
二大山
一者
上、覆
二一簣
一以不
レ止、終及
二万仭
一矣」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「一簣」の読み・字形・画数・意味
【一簣】いつき
もっこ一杯の土。〔論語、子罕〕譬へば山を爲(つく)るが如し。未だらざること一簣なるも、止むは吾が止むなり。字通「一」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報