一群ら(読み)ひとむら

精選版 日本国語大辞典 「一群ら」の意味・読み・例文・類語

ひと‐むら【一叢・一群】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一か所に集まっているもの。ひとところにかたまっているもののひとかたまり。一団。ひとむれ。また、ひとまとめにしたもの。ひとたば。
    1. [初出の実例]「凝海菜一村 直銭四文」(出典:正倉院文書‐天平一一年(739)八月二九日・写経司解)
    2. 「殿上人等、はかせひとむらにて、〈略〉ふみたてまつる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
  3. むらがり生えている植物の、ひとまとまり。ひとところに集まって生えている植物。
    1. [初出の実例]「一むらのむかしのすすきおもひいでてしげきのわくる秋のゆふぐれ」(出典:秋篠月清集(1204頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android