内科学 第10版 「一般状態」の解説
一般状態(神経疾患患者のみかた)
神経疾患患者の神経学的所見を評価する場合には,一般内科的な所見も必ずみておく必要がある.特に重要なのは血管系の評価であり,血圧の左右差,臥位と立位での血圧と脈拍の変動,頸動脈の拍動と血管雑音の有無などを確かめる.皮膚の所見も,膠原病に関連した神経筋障害の評価に有用である.[西澤正豊]
■文献
水澤英洋,宇川義一編著:神経診察:実際とその意義,中外医学社,東京,2011.水野義邦編:神経内科ハンドブック 鑑別診断と治療 第4版,医学書院,東京,2010.
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報