一般用かぜ薬による副作用

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説

一般用かぜ薬による副作用

 一般用薬(大衆薬)のかぜ薬には、アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェンエテンザミドサザピリンサリチルアミド、ラクチルフェネチジン、イブプロフェン、またはイソプロピルアンチピリンといった成分が含まれています。これらの成分は、かぜの諸症状の緩和に効果があります。


 この一般用かぜ薬に、間質性肺炎(たんを伴わない「からせき」とともに息切れ呼吸困難、発熱などの症状)と疑われる副作用の例が報告されています。


 副作用として間質性肺炎をおこすのは、まれなことです。しかし、間質性肺炎をおこしてしまうと症状が重く、注意が必要です。また、この副作用はかぜの諸症状と区別がむずかしいので、かぜ薬の服用後に上記のような症状が現れ、空せき、呼吸困難などが悪化した場合には服用を止め、すぐに医師の診断を受けることが大切です。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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