大衆薬(読み)タイシュウヤク

デジタル大辞泉 「大衆薬」の意味・読み・例文・類語

たいしゅう‐やく【大衆薬】

一般用医薬品

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大衆薬」の意味・わかりやすい解説

大衆薬
たいしゅうやく

医薬品は,医師もしくは歯科医師によって使用され,またはこれらの発行する処方箋によって用いられる医療用医薬品と,一般消費者が薬局から処方箋なしで購入できる一般医薬品とに分類される。この一般医薬品を大衆薬 (over the counter drug;OTC) と呼んでいる。医師の管理下にないことから,危険が少なく作用が穏やかで副作用の少ないことが条件になる。また,医療用医薬品のなかでも安全性の高いものは,処方箋なしで薬局で購入することのできるものもあり,スイッチ OTCと呼ばれている。

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世界大百科事典(旧版)内の大衆薬の言及

【医薬品工業】より

…売上高からみると,武田薬品工業が最大で,三共,山之内製薬,藤沢薬品工業,塩野義製薬などが続く。大衆薬のトップ・メーカーは大正製薬である。なお日本では,医薬品の資本自由化が輸入販売業については73年に,製造業については75年に実施され,現在外資系企業が100社ほどある。…

※「大衆薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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