一華黄菫(読み)いちげきすみれ

精選版 日本国語大辞典 「一華黄菫」の意味・読み・例文・類語

いちげ‐きすみれ【一華黄菫】

  1. 〘 名詞 〙 スミレ科多年草。静岡県、中国山脈の一部、九州中・北部に不連続分布し、日当たりの良い山地に生える。高さ一〇~一五センチメートル。短い根茎がある。根元から生じる葉は心臓状卵形で、先が急に鋭くとがり長い柄をもつ。茎上の葉は葉柄が短い。春から夏にかけて、濃黄色の花が葉腋(ようえき)に一、二個咲く。花弁外側に濃赤紫色のぼかしが、側弁唇弁に紫色のすじがある。いちげすみれ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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