一葦(読み)イチイ

デジタル大辞泉 「一葦」の意味・読み・例文・類語

いち‐い〔‐ヰ〕【一×葦】

《1枚のあしの葉の意》一そうの小舟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一葦」の意味・読み・例文・類語

いち‐い‥ヰ【一葦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 一枚の葦(あし)の葉にたとえていう )
  2. 一そうの小舟。
    1. [初出の実例]「一葦洗摧身殆没。孤蓬暗転命纔存」(出典:本朝麗藻(1010か)下・代陵島人感皇恩詩〈源為憲〉)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐前赤壁賦〕
  3. ひとりの人。
    1. [初出の実例]「因果は一葦の我を殺すべし」(出典:苦痛と解脱(1903)〈綱島梁川〉)

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