一覚(読み)ひとつおぼえ

精選版 日本国語大辞典 「一覚」の意味・読み・例文・類語

ひとつ‐おぼえ【一覚】

〘名〙 ただ一つのことだけしかおぼえていなくて融通のきかないこと。また、その人をののしっていう語。
※十五年間(1946)〈太宰治〉「さうして新しい現実をその一つ覚えの定義に押し込めようと試みる」

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普及版 字通 「一覚」の読み・字形・画数・意味

【一覚】いつかく

夢がさめる。唐・杜牧〔遺懐〕詩 十年一覺、揚州 占め得たり、倖の名

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