一身阿闍梨(読み)いっしんあじゃり

精選版 日本国語大辞典 「一身阿闍梨」の意味・読み・例文・類語

いっしん‐あじゃり【一身阿闍梨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いっしんあざり」とも ) 平安時代皇族、摂政関白など高貴な家の子息一身を限って与えられた、天台および真言の灌頂阿闍梨(かんじょうあじゃり)の号。
    1. [初出の実例]「予著庁、左大弁同来加、有官符請印、是仁和寺御子一身阿闍梨官符也」(出典中右記‐天永三年(1112)一〇月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android