子息(読み)シソク

精選版 日本国語大辞典 「子息」の意味・読み・例文・類語

し‐そく【子息】

  1. 〘 名詞 〙 男の子ども。むすこ。また、男の子の敬称。多く、相手または話題になっている人の男の子どもをいうが、古くは女の子どもを含めていうこともある。
    1. [初出の実例]「夫妻として、他の念无く棲ける程に、男女の子息数(あまた)生てけり」(出典今昔物語集(1120頃か)一六)
    2. 「何ほど愚に生れ付たる子息(シソク)にても」(出典:浮世草子西鶴織留(1694)六)
    3. [その他の文献]〔東観漢紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「子息」の読み・字形・画数・意味

【子息】しそく

こども。むすこ。また、利息。〔管子、軽重丁〕崢丘(さうきう)の戰に、民多く貸(しようとく)し、子息をうて以て上(かみ)のに給し、上の求めを度(な)せり。

字通「子」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android