ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一酸化炭素変成装置」の意味・わかりやすい解説 一酸化炭素変成装置いっさんかたんそへんせいそうちshift converter 都市ガスのなかに含まれる一酸化炭素を変成する装置。石油系原料を 700~900℃でガス化すると,製造ガス中に 15~20%の一酸化炭素が含有される。一酸化炭素は燃焼成分として不純物ではないが,毒性が強いので,万一漏洩した場合の中毒防止のために変成装置により数%まで低減している。反応は製造ガスに水蒸気を加え,約 400℃の温度下,酸化鉄触媒中で行い,二酸化炭素と水素に変成する。一酸化炭素変成装置を内蔵したガス製造装置の建設もふえた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by