日本歴史地名大系 「一雨村」の解説 一雨村いちぶりむら 和歌山県:東牟婁郡古座川町一雨村[現在地名]古座川町一雨中(なか)村の西方、古座川の北岸に位置し、古座川を隔てて鶴川(つるがわ)村と相対する。慶長検地高目録によると村高一〇二石余。小物成一・二九四石。古座組に属し、「続風土記」に「いちふりは石触(いしふり)の訛りにて、大川の水石にふるゝ処より起れるにて(中略)一雨は仮字なり、雨はふる義に仮たるなり」とみえ、家数二〇、人数一一八とあり、寺院として寿福山慈眼(じげん)寺(臨済宗妙心寺派)を記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by