丁塚古墳(読み)ちようづかこふん

日本歴史地名大系 「丁塚古墳」の解説

丁塚古墳
ちようづかこふん

[現在地名]伊勢市西豊浜町 野依

外城田ときだ川左岸の下位段丘上にある直径二七メートル、高さ四・七五メートルの円墳。地籍図・小字名より前方後円墳であったとも考えられる。現在、痕跡すら確認できないが、かつて付近に中塚・カンジョ塚・狐塚などのほか数基の古墳が分布していたといわれる。現状は、墳丘上には両墓制の参り墓である江戸時代中期以降の墓石七〇〇余基があり、南裾部と北西頂部には墳頂付近まで石段が付架されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 築造 経筒 経塚

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