日本歴史地名大系 「七ツ石村」の解説 七ツ石村ななついしむら 栃木県:下都賀郡壬生町七ツ石村[現在地名]壬生町七ツ石羽生田(はにゆうだ)村の南西、思(おもい)川(小倉川)の左岸に立地し、黒(くろ)川が北東部を流れる。南東は上稲葉(かみいなば)村、北は赤塚(あかつか)村(現鹿沼市)。村内を壬生通が通る。もと羽生田村と一村であったが、承応三年(一六五四)分村して成立したという。応永二二年(一四一五)一一月一八日の檀那売券(米良文書)に「坂東下野国七石」とみえ、伏拝六角堂の弁阿闍梨重讃が勝達房に七石戒浄坊門弟引檀那職を七五貫文で売渡している。この檀那職は明応七年(一四九八)四月一三日に勝達房道秀から一五年季で売渡されている(「道秀檀那職売券案」米良文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by